ALTEC 612C Monitor
やってきました!
ラオックス時代のアルテック主将、垣谷さんが使用していたモデルと同型、ALTECの基幹モニター、612Cモニター、604-8K搭載モデルです。
このスタンダードとなったサイズのエンクロージャー、612Aの改良バージョンで最初は604-8Gが搭載されて登場。
その後604-8H、そしてこのフェライトタイプ604-8Kが実質の最終型となります。
あの日本のミスターアルテック、森本さんは歴代の604の中でこの604-8Kユニットが一番好きな音だとおっしゃってます。
以下、有名な森本さんのサイトでご覧頂けます。
「サウンド与太噺」 ー永遠の604ー
>> http://hwm8.gyao.ne.jp/nao-sakamoto/yota/index.html
さて、その「音」ですが思ったよりもしっかりと低域の量感があり、相当な迫力があります。
塊としてガーンと音が「来る」感覚は、下にあるmodel19との対比でよりはっきりした事実として確認できます。
model19の中域が薄く感じられる程の厚み感があります。
とはいえ、604-8Hがもっと中域過多な印象があるなか、こちらはより上下にバランスを伸ばしているといった感じでしょうか。
エンクロージャーもたたくと「コツコツ」とした音で意外としっかりとしたつくりとなっています。
この容積は元々604系で長年実績があるわけで、515系のウーファーには合っているのかも知れませんね。
この最初のフェライトマグネットを使用した604は、ホーンの長さが短くなったり、かなりの設計上の変更があったものと思われます。
当時はあまり評価されていなかったように記憶してますが、前出の森本さんの言葉にもあるように、結構練られた製品なんだと今更ながらに感心いたしました。
>> 歴代ALTEC604シリーズの詳しい情報はこちらのページへどうぞ!
この素晴らしくバランスの良い、パワー感のあるトーンが最高の定位で迫ってくる音を、是非皆様も味わっていただきたいな〜と思いました!
ALTEC LANSING 612C Monitor 主な仕様
発売 1981年
ユニット 38cm同軸 2WAY 604-8K
マグネット(フェライト) LF 13,000 gauss HF 16,000 gauss
エンクロージャー 612C バスレフ
インピーダンス 8Ω
最低共振周波数(fo) 24Hz
クロスオーバー周波数 1.5kHz
再生周波数帯域 20Hz〜20kHz
出力音圧レベル 98.5dB(新JIS)
許容入力(連続プログラム) 65W
サイズ、重量 W650×D510×H750mm 51.5kg
2010 / 1 / 27
kumataro845さん、Nong-Khai さんも愛用中です!
2011年 追記
残念ながら機材整理のために手放してしまいました(涙)
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40ページにわたるアルテックとオーディオのエッセイ by ash